IDTCI シンガポール セミファイナルを終えて

私:北川茉美子は、シンガポールで行われた『IDTCI シンガポール セミファイナル』に出場しました。

コンクールの前々日に、イタリア人の先生の個人レッスンがあり、そこからコンクールという流れでした。

個人レッスンを受けて思ったことは、「いつも、レッスンを全力でしているつもりだったが、全然本気でしていなかったんだな」ということです。

私は、小・中学生の頃から、すぐに膝が痛くなりやすく、痛くなる前にセーブしてしまう癖があるのですが、シンガポールでは、マンツーマンだったので休憩する暇はなく、とにかくずっと踊っていました。

そこで、自分は日本では全然動いていなかったということに気づきました。

 

コンクールでは、シンガポールで一番大きくて、有名なバレエ学校の生徒さんがほとんどでした。

そのバレエ学校の方は、みんな身体能力がずば抜けて高く、スタイルも良く、まさにバレエをする為に生まれてきたような人が、たくさんいる学校です。

そんな人と順位を競うので、楽屋ではとても緊張しましたが、出番前は、「自分が今ここで何ができるのか」「どうしたら自分を綺麗に魅せられるのか」を冷静になって考えることができ、のびのびと踊ることができました。

そして、そんな素晴らしい方たちがたくさんいる中で、Bronze award 、そしてスカラシップいただくことができ、とても嬉しかったです。

表彰式の最中、間違っているのではないかと、何回も賞状とメダルに書いている名前を確認したくらいです(^^)

 

シンガポールに来て、さらにたくさんの課題が見つかりました。

日本でのレッスンの取り組み方を変え、今度は、年末に開催されるJBCグランドチャンピオンシップに向けてがんばりたいと思います。

ありがとうございました。

 

北川茉美子